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新事業への想い

新たな分野への挑戦

私たち日米ユナイテッド株式会社は、1898年明治の創業以来、エネルギー事業を核として多彩なサービスを展開する石油総合商社です。
今回、私たちは新たな分野への挑戦!とし、純国産珈琲豆を岡山県で栽培する事となりました。
今後、地球温暖化の影響で希少性が高くなるコーヒー豆、また嗜好性の高いコーヒーを「少しでも多くの方に飲んでもらいたい」という強い思いで栽培してまいります。

岡山県総社市に約8,000㎡(2,420坪)の広大な土地に温室ハウス8棟を建て、1,114本のコーヒー苗を定植、(品種:アラビカ種ティピカ)栽培をスタート!!
栽培期間中は近隣小学校の子供たちと、収穫体験など行ない地域に密着した農園活動を行っていく予定です。
「品質・香り・風味」を活かした純国産豆とし、栽培から収穫、焙煎、販売へと、皆様に届けられることを夢見て取組んで参ります。

取締役NBC推進部部長 上岡 嘉人

柔軟な企業姿勢「純国産コーヒー豆事業」

日米ユナイテッド株式会社は、"新規事業創造"に特化したNBC推進部(NewBusinessCreate)を2023年より立ち上げ、あらゆる業界へチャレンジ致します。
その新規事業の第一号案件として岡山県総社市に「純国産珈琲豆 日米ユナイテッド農園 総社久代ファーム」を2024年6月に開園致しました。
農業ビジネス参入は初の試みですが、国内最大級の温室ハウスにて、品質・希少価値の高い国産珈琲豆ができるよう取り組みます。

●農園の特徴

約8,000㎡の広大な土地に

コーヒーの苗木1,114本を定植

●取り扱うコーヒー豆

凍結解凍覚醒法を施した『アラビカ種 ティピカ』コーヒーの木を植樹

凍結解凍覚醒法とは

種子を時間をかけて凍結(マイナス60℃まで緩慢に冷却、ストレスを与え)、解凍する事で、氷河期の凍結・解凍現象を人工的に体験させ、耐寒性や順応性を向上させて”強い苗”にします。 成長速度も速いことから、通常のコーヒーの苗木に比べて早期の収穫が可能となります。

●希少価値の高いコーヒー豆、アラビカ種「ティピカ」

ティピカ種とは、3大原種のひとつであるアラビカ種の派生コーヒー品種です。
アラビカ種「ティピカ」は、アラビカ種の中で最も古いアラビカ種の原種と呼ばれている希少種です。
際立った風味、甘味、そしてきれいな酸味を持っており、コーヒー業界で高く評価されています。
栽培には手間がかかりますが、その高品質な味わいは多くのコーヒー愛好家を魅了しています。
しかし現在では収穫量も少なく、病気にも弱い為、生産性の低い品種となっています。

原種原産地生産量香り
アラビカ種 エチオピア 70%~80% 酸味が強い 甘い
アビシニア高原
カネフェラ種
(ロブスタ種)
アフリカ 20%~30% 苦みが強い 香ばしい
コンゴ
リベリカ種 西アフリカ 1%以下 苦みが強い 非常に香ばしい
リベリア

『JAPAN COFFEE PROJECT』に共感し参画

「やまこうファーム株式会社」様の取り組まれている『JAPAN COFFEE PROJECT』に参画致しました。
日本で栽培されたコーヒーをより多くの方々に飲んでいただき、そしていつか世界中に届けたいという想いと コーヒーを愛する方々にコーヒー農園を作っていただくプロジェクトです。
日本の人々に「国産コーヒー」の存在を知ってもらう飲んでもらう好きになってもらうというのが一番です。

「やまこうファーム株式会社」様 ホームページ

未来の問題への貢献「2050年問題」

コーヒー農園を事業化した背景としては、コーヒーの生産国としてはブラジルやコロンビア、ジャマイカなど南米が主流ですが、今後、2050年問題という厳しい問題で大幅な生産低下が予測されています。
このままでは今までのようにお手軽にコーヒーを楽しむことが出来なくなるかもしれません。
国産珈琲豆栽培事業を決意した背景には、コーヒーを通して見えてきた環境問題、社会情勢に微力ながら貢献したいという考えもあります。

●2050年問題とは(ワールドコーヒーリサーチ発表)

世界でコーヒー豆生産に適した国や地域が半減するということ。
温暖化による気候変動により気温や湿度が上昇、露路でのコーヒー栽培が適さなくなる。
さび病の流行や農地の干ばつなどが発生する。
生産者に厳しい条件で取引されているコーヒー業界のため、農園の跡継ぎ、経済的苦境により生産者も減少傾向と言われている。
今までコーヒー栽培に適したエリア「コーヒーベルト」と呼ばれる地域は中心地の生産が厳しくなり、徐々に広がっている。
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