太陽光発電
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Q&A

環境配慮

Q1
太陽光発電システムを製造する時に大量の電気を消費していませんか?
A1
太陽光発電システムの製造時に消費される電力と同量の電力を、製造されたシステム自身が発電するのに結晶系太陽電池で1.5年、アモルファスで1.1年程度かかります。これをエネルギー・ペイバック・タイム(EPT)と表現します。システムを製造して1.5年目以降は、全くクリーンな電気をお客様自身で創出・使用できます。
Q2
太陽電池の長所は?
A2

クリーンな発電方式です。太陽光発電は、光エネルギーを電気エネルギーに直接変換するもので、物理的あるいは化学的変化を伴いません。発電時に一切の排出物の発生がなく、稼動部分も無いため騒音の発生もありません。(発電中にパワーコンディショナーから若干音がする場合があります。)

  • 発電のためのエネルギー源は太陽光であり、非枯渇エネルギーであり且つ無料です。
  • 稼動部分がないので保守が容易なため無人化が可能であり、且つ長寿命です。
  • 必要に応じて小規模なものから大規模のものまで、自由な設置が容易にできます。

機器・システム

Q3
なぜ発電するのですか?
A3

太陽電池は半導体の一種であり、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換するもので、半導体に光を照射すると、内部に電気を帯びた粒子(正孔と電子)が発生する性質を利用したものです。結晶系シリコンなどの一般的な太陽電池は、それぞれ電気的性質の異なるN型とP型の半導体を隣り合わせに接触させた構造になっています。
太陽電池に光が当たると、その光エネルギーは太陽電池内に吸収され、これにプラスとマイナスを持った粒子(正孔と電子)が生まれ、マイナスの電気はN型シリコン側へ、プラスの電気はP型シリコン側へ多く集まります。
これらを太陽電池の表面と裏面につけた電極により取り出して、電球やモータをつなぐと電流が流れます。これが太陽電池の原理です。

太陽電池の原理
Q4
変換効率とはどのようなものですか??
A4
変換効率とは、表面温度25℃の時の太陽電池が受けた光エネルギーを電気エネルギーに変換する割合を示すものです。
セル単体で計測したセル変換効率と、モジュールにパッケージした時の最大寸法での面積から算出したモジュール変換効率の両方の表現方法が使用されています。太陽光は晴天時において地上で最大1KW/㎡のエネルギーがあり、日射強度の標準としています。
例えば変換効率が10%とは、このエネルギーを1㎡の太陽電池に照射したとき、太陽電池の発電電力が100Wとなることを意味します。
発電量(KW)÷太陽電池の面積(㎡)=発電効率(%)
Q5
各種自然災害に対する対策はありますか?
A5

(雷)
過去30年間に太陽電池が直接雷を受けたという事例は極めて稀です。一般の屋外設置の電気機器でもごく稀に被害を受ける例もありますが、これらは直接落雷ではなく、間接的な誘導電流が流れることによって受ける被害です。一般住宅として屋外に設置されている他の電気機器同様、太陽電池だからといって落雷を受けやすい理由はありません。落雷の懸念が全くないわけではありませんが、太陽電池システムとしての落雷対策は、回路内に一定性能のサージアブソーバー(避雷素子)等を設置して誘導雷対策を行い、被害を食い止める策をとっています。

(耐震性)
太陽電池パネル及び架台の重さは和瓦に比べ1/4~1/5と軽く、屋根への荷重は通常の建築物では問題ありません。太陽電池モジュール等はねじれ、振動などに関する試験や強度計算により、十分な検討の上設計されています。

(風、台風)
屋根への太陽電池の取り付け強度は建設基準法に基づき強風にも耐えるよう設計されていますのでご安心ください。

(雪害)
各メーカーより積雪量に応じた太陽電池モジュール・架台と推奨傾斜角度が用意されており、積雪によって発電量は減りますが壊れることはありません。

(雹)
モジュールのガラス面はJIS規格(1mの高さから227g直径38mmの鋼球を落下させて、これに耐えること)に適合した約3mm厚以上の強化ガラスを使用しており、雹で割れることはまずありません。耐衝撃性能は通常の屋根材と同等とお考えください。

Q6
停電時などでも使えますか?
A6
太陽電池の発電量にもよりますがパワーコンディショナーの専用コンセント(サンヨー製)又は、パワーコンディショナーから別途配線工事(シャープ製)を行う事によって最大1500wまで使用可能となります。停電時は、手動で連系運転から自立運転に切り替える必要があります。

発電

Q7
ごみやほこりによる発電量の影響はありますか?
A7
太陽電池にごみやほこりが付着する晴天が続き、砂ほこり等が付けば発電量3~5%程度ダウンすることもありますが、雨風で洗い流されるとほぼ元の能力に回復します。一般の住宅地区では塵などの汚れは降雨で流されるので、掃除の必要は殆どありません。また、木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません。
Q8
影の影響はありますか?
A8
下記のような影響があります。なるべく太陽電池に影が掛からないような工夫をすることが重要です。
(1)薄い影(山、ビル、樹木、電柱等の影)が太陽電池に掛かった場合、発電量が低下しますが、ゼロにはならず影の部分ででも周囲から散乱光により1/10~1/3程度発電します。
(2)落ち葉など不透明な物体が太陽電池の表面に張り付いた場合、その物体により遮られる光の量による発電量の低下以上に太陽電池の発電量は低下します。
長期間その状態が続くと、光の遮断された部分のセルが高温となって特性が低下するホットスポット現象が発生する場合もあります。
Q9
曇りの日や雨の日でも発電しますか?
A9
晴れの日よりは少ないながらも発電します。曇りでは晴天の1/3~1/10、雨天では1/5~1/20になります。
Q10
太陽電池の寿命はどれくらいですか?
A10
一般に、平均してモジュールの場合20年以上の期待寿命がありますが、設置場所や設置条件によって異なります。
Q11
なぜ、HIT太陽電池(パナソニック製)は夏場の温度の高いときに発電量に差がでるのですか?
A11

半導体を用いた太陽電池は、一般的に温度が高くなると発電量が少なくなる性質を持っています。 HIT太陽電池はアモルファスシリコンと単結晶シリコンのハイブリッド構造ですので、他の従来の結晶系のシリコンの太陽電池と比べて、その温度の影響が少なく、特に温度の高くなる夏場の発電に差が出ます。そのため、最も電力需要が高まる夏場のピーク時にも、しっかり発電してくれます。

HIT太陽電池 HIT太陽電池が効率よく発電する理由

設置・施工

Q12
方位、傾斜角によって発電量はどの程度変化するのですか?
A12

日本では、真南の緯度角程度が最も有利です。例えば、20°と30°の発電量の差は約1~2%程度です。真東、真西向きに設置しても真南に比べて、約15%程度の発電量低下となりますが、十分に使用できる方位です。
原則的には最大の発電量が得られる方位、角度に太陽電池モジュールを設置しますが、外観や構造(耐風圧など)や経済性などを考慮して、必ずしも発電量が最大になる条件で設置されるとは限りません。
屋根など既存の場所に設置する場合ににはその設置する場所に合わせた方向、方位、角度に設置するのが一般的です。

設置角度と方位による発電効率 設置角度と方位による発電効率 設置角度と方位による発電効率
Q13
屋根への負担等はどれくらいですか?
A13
屋根への負担は設置面積がある程度広いため、単位面積あたりの負担は、積雪量にして5cm~7cm程度といわれております。
Q14
設置出来ない屋根の条件等はありますか?
A14
屋根の構造、面積、形状、屋根材(瓦・スレート等)の状況や経年による劣化、又は、周囲の環境(塩害・響建造物・植物の影等、現在及び将来にわたって検討します。)によっては、太陽光発電システムとしての十分な性能を発揮できないため、設置に適さない場合があります。また、国の補助金を受けられない場合等があります。
屋根のリフォーム等を検討されている場合、屋根材や構造・工法によって、ご希望のメーカーが設置できなくなる恐れがありますので、ぜひ太陽光発電システムの販売事業者等にご相談されることをおすすめいたします。

買取制度

Q15
再生可能エネルギー発電促進賦課金はどのようにして負担するのですか?
A15

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気料金の一部として、お客様の電気のご使用量に応じてご負担いただく制度です。

太陽光発電促進付加金
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